伴走支援のはじまり③ 社長の本音を聴くきっかけ
前回までに記載したことは、
中小企業の課題のうち、技術的な解決策があるものだ
すでに優れたIT技術やそれを担う企業も専門家もいらっしゃって
中小企業は、自社の事業によりフィットし、トータルコストパフォーマンスがよく
かつ、継続的に扱えるものを選定し、導入し、運用していくことが必要になる
管理部門に人数を割けない中小企業には、こうした支援は大きな力になる
中小企業の経営者の頭の中は、そうした目に見える問題ばかりが占めているわけではない
目の前の問題に時間を費やしたり、(社長じゃなくてもできるような)業務に追われていたりすることもざらである
その上で、
そもそも会社をどう継続していこう 事業をどう成長させていこう
人をどう成長させていこう 組織の問題をどう解決していこう
頭を悩ませることが山積している
すぐさま
「こうすればいいですよ」
といった決め打ち的な解決方法をあてはめることのできない、複雑な問題を抱えている
そもそも何が問題で、何を解決する必要があるのかという“課題”を設定することができていないことが大半なのだと感じた
経営者の本音を聴き、頭の中を整理し、何が課題かを見える化する支援をするためにエグゼクティブコーチングをお薦めした
“コーチング”という言葉もご存じない状況であったが、
「話を思い切りして、気づきを見出し、自分の頭の中を整理し、何をしていくか、どうするかを言語化する」ことをまずは始めたのである
そこから社長の本音が聴けるようになった
コーチングを進めていく過程で見えてきたことは、
こうしたいという想いがあるのにも関わらず、それが言語化されていないこと
そして、社員は社長の想いに全く気づいていないこと
私は、「経営理念、いわゆる、ミッション、ビジョン、バリューを作りましょう」とご提案した
シェアする