ドラッカーの4つのリスクについて考えてみた
ドラッカーの4つのリスクはご存じでしょうか?
私は、
ドラッカーは、もちろん知っている、著書もいくつか読んだことがある程度ですが、
4つのリスクについては初めて教わることでした。
ドラッカーは、マネジメントを”管理”とはせずに、次のようにとらえていらっしゃると
私なりに解釈しています
●人の強みを活かし、人が共同して(顧客への)成果を上げることを可能とし、
組織(会社など)の目的(目標)を達成するために
●必要な要素を分析し、手を打ち、組織の維持・発展を図ること
今回教えていただいたのは、
ドラッカーのおっしゃる「マネジメント」の意思決定をする際のリスクの捉え方です。
ドラッカーは、「リスクには基本的に4つの種類がある」と定義しています(『創造する経営者より』)
①負うべきリスク
②負えるリスク
③負えないリスク
④負わないことによるリスク
自分自身の事業を念頭にこの4つのリスクを考えてみました
①負うべきリスク
必ず負わなければいけないリスクとは何ですか?と問われた時、
それは事業存続につながるためにやるべきことだと思い至りました。
私にとっては、「顧客の要求、期待に応え続けること」が負うべきリスクとなります
②負えるリスク
負っても問題ないリスクとは、
私にとっては、すでに経験したり、ノウハウをもっているサービスを請け負うことです
③負えないリスク
行うと事業存続が危ぶまれることです。
未経験のことにもできるだけ挑戦するという姿勢は大事だと思いますが
極めて専門性の高い門外漢のことは、むしろ他者に任せたほうがよいということだと
捉えました
④負わないことによるリスク
言葉をとらえると、負わないことによるリスクとは、やらない、逃げることによって負うリスクのこと
現状維持を続け満足してしまうとか、そこそこでいいやと思ってしまうことを指しているのでしょうか
人と比べることはしないまでも、事業を存続し、目指す目的に向かって自分なりの努力や挑戦をし続けることの
必要性をあらためて感じました