リーダーとは“あり方”──高市首相に感じた空気の変化

澄み渡る秋空の下、冷たい風が木々を揺らし、いよいよ冬の気配を感じる朝だった。
高市首相が誕生してから、正直なところ、国の空気が少し変わった気がする。
まだ就任間もないのに、これまで日本を包んでいたような停滞感や諦めのようなムードが、
ふっと吹き飛んだように感じられたのだ。
実を言うと、これまで私は「タカ派」と評される高市さんに少し警戒心を持っていた。
不穏な世界情勢の中で、隣国との関係も難しい。
日本はどうなっていくのだろうという、漠然とした不安が心の片隅にあった。
けれども、維新の会との連立協議の際、代表の二人が「本気を感じた」と語った記者会見を見て、
私の中の見方が少し変わった。
相手に「本気を感じた」と言わせる政治家が、今までどれだけいたのだろう。
日本をなんとかしなければという強い思いと覚悟が、相手に伝わったのだと思う。
その後に発表された大臣の顔ぶれや就任挨拶にも、これまでとは違う緊張感がある。
きっと、高市さんはずっと前から「本気で仕事に向き合える人」を探していたのだろう。
自分の信念に沿って覚悟を持ち、率先して仕事に取り組む。
そして、期待に応えられるチームをつくる。
リーダーとは、まさに方向を示す人だ。
そして“本物のリーダー”とは、その方向に心から共感し、信頼してついていくフォロワーがいる人のこと。
まだ船出をしたばかりではあるが、
高市さんには「この人についていきたい」と思わせる姿勢と覚悟がある。
そのリーダーとしての“あり方”が、確実に国全体の空気を変えつつあるのだと思う。
リーダーとは、地位や肩書きではなく、あり方そのものなのだと、あらためて感じた朝だった。
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