転職の悩みの奥に流れているもの

昨日は南関東にも雪が降り積もり、
雪が止んだ午後には、あちこちで子どもたちが雪だるまをつくってはしゃぐ姿を見かけた。

今朝はぐっと冷え込んでいるものの、空は真っ青。
屋根は白く朝日に輝き、丹沢山脈の向こうには富士山がちらりと姿を見せている。
こんな朝は、自然と心が躍る。

あさイチのコーチングセッションを終えて、
今、感じていることを書いてみようと思う。

「会社を辞めたい」「転職したい」
こうした悩みは、コーチングのテーマとしてときどき上がってくる。
その際、私はまず、
「何がそういう気持ちにさせているのか」
具体的なエピソードを丁寧に話してもらう。

その語りの奥には、必ずと言っていいほど、
「本当はこうしたい」「こうありたい」という、
その人にとって根源的な価値観や大切な想いが隠れている。
それを言葉にしてもらうことは、とても重要だ。

それがなかなか叶わないからこそ、
今の職場でいいのか、今の会社でいいのか、
今の仕事を続けていていいのか、
そんな自問自答が生まれ、テーマとして立ち上がってくるのだ。

一方で、対話が深まると、
「本当にやりたいこと」の話が出てくることもある。
中には、「そんなにたくさんあるの?」と思うほど、
次々とやりたいことが語られることもある。

けれど私は、
「それでは食べていけないでしょう」
といった評価は一切せず、全肯定で真剣に話を聴く。

実は、この「やりたい」という想いも、
その奥にある心情を丁寧に聴いていくと、
先ほどの「叶わない想い」と必ずつながっていることに気づく。
そう、同じ水脈が流れているのだ。

この水脈には、
クライアント自身が語りながら気づくこともあるし、
私がフィードバックすることで、
ふっと浮かび上がってくることもある。

いずれにしても、その気づきによって、
自分は何者なのか、何を大切にしたいのか、
そして、どこへ向かっていきたいのかが、少しずつ見えてくる。

今の職場での自分に、どんな意味を見出すのか。
自分自身を理解し、自己認識と、次に選ぶ行動がつながる瞬間が訪れる。

このプロセスでは、
転職のHOWや、職場での立ち振る舞いは話題にならない。
あるのは、
「自分をどう理解し、どんなあり方を選ぶのか」に寄り添う、
コーチのあり方だけだ。

こうしたコーチングを、少しずつでもできるようになること。
それが、今の私のスタンスであり、目標でもある。

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