はぐれ者たちが教えてくれたリーダーの覚悟

新芽とつつじが美しい季節になった。
とはいえ寒暖差も大きく、油断すると体調を崩しやすい時期でもある。

今日は、NHKの番組の話を書いてみようと思う。
友人に勧められて、「プロジェクトX 大谷翔平 二刀流の誕生
~“はぐれ者”たちが野球の歴史を変えた~」をNHKプラスで観た。

さまざまなものを受け取り、心から感銘を受けた。
感動もしたし、こうした番組を届けてくれることへの感謝の気持ちも自然と湧いてきた。

この番組の大きなテーマの一つは、
可能性の最大化に向けて、“はぐれ者”たちが何を尊重し、
どのように意思決定し、行動してきたのか、という点にある。

中小企業や組織のリーダーを支援する立場として、
「人と組織の可能性の最大化」を理念にしている私にとって、
これ以上ないメッセージを受け取ったように感じた。

支援者として、相手がたとえ高校生であっても、徹底して敬意を払うこと。
本人の夢や志を尊重し続けること。

そのうえで、目指す姿に向けて何ができるかを徹底的に考え抜き、
人の配置だけでなく、環境づくりまでやり切ること。

その過程では、外圧や否定的な意見、チームの揺らぎ、
思うように成果が出ないというジレンマも生まれる。

それでも軸をぶらさず、仲間を信じ切り、
責任を持って意思決定し、周囲を説得していく。

まさに、「大人の本気」とはこういうものなのかと、
強く心を打たれた。

外圧の強さは計り知れず、
その中で貫かれるリーダーとしてのあり方は、
簡単に真似できるものではない。
だからこそ、深く感銘を受けたのだと思う。

一方で、このプロジェクトの陰で、
逆境に立たされた中継ぎ投手の言葉も印象的だった。

「もっといい場面で投げたい、自分をアピールしたい――
自分でコントロールできないことは、すべて邪魔だと思うようになりました。
淡々と与えられた役割をこなすことが正攻法だと。」

この言葉は、静かに胸に響いた。

少しでも自分に矢印が向いていると、
物事はうまくいかない。
それは私自身も、何度も経験してきたことだ。

目の前のクライアントのために。
そして、まだ見ぬ未来のクライアントのために。

今、自分にできることを、ただひたすらにやり続ける。

その大切さを、あらためて教えてもらったように思う。

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