庭に宿る小さな宇宙

このところ寒暖差が激しく、体調を崩さずに過ごせていることに、ほっとしている。
爽やかな季節から、少しずつ蒸し暑さを伴う日本の夏へと向かっている。

先日、世界の都市と比べて、日本の都市では緑が減少しているという日経の記事を読んだ。
今日は、そのことに関連して思うところを書き留めてみたい。

記事によると、東京では東京ドーム256個分に相当する緑が減少しているという。
東京は、神奈川に比べても大きな公園が多く、緑が豊かな印象を持っていたので少し驚いた。

街路樹の減少、樹木の老齢化による倒木や伐採、高齢化に伴う庭の緑の減少など、要因はさまざまらしい。
一方で、世界の都市では温暖化への備えとして、むしろ緑化を強化しているという。

実は、我が家にも小さな庭がある。
第一種住居地域で、建ぺい率の関係もあり、庭や駐車場として使う敷地がある。

家を建てた当初は、あまり手をかけなくても済むように庭木を植えたり、植木鉢で花を育てたりしていた。
けれど、美観や季節をもっと楽しみたいという思いが少しずつ強くなり、2年前から庭のリフォームに取り組むことにした。

「家のリフォームが先でしょう」と言われそうだが、私の場合は、まず緑を何とかしたかった。
デザインと土地の持つ特性を活かしてくださる素敵なデザイナーさんとのご縁があり、気持ちが固まったのだ。

まずは、エントランスのわずかなスペースからリフォームした。
そこは、森を思わせる素敵な小さな庭に変身した。

日々成長し、日々代謝し、葉の色を変え、次の季節へとつながっていく。
その変化を見ていると、まるで輪廻転生のような小さな宇宙が、庭の中にあるように感じる。

水やりさえも、楽しい時間になった。

今月は、もう一つの小さなスペースに樹木を植える予定だ。
そして秋からは、いよいよ大きなスペースのリフォームに取りかかる。

どんなデザインになるのか、今からとても楽しみだ。
そのデザインを一緒に描いてくださる時間そのものも、楽しみになっている。

小さな緑を守ること。
それは、ほんのわずかな貢献にすぎないのかもしれない。

それでも、素敵な庭を次の世代にもつなげられるように、
長い目で、楽しみながら取り組んでいけたらと思う。

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