感情は、自分を知るためのメッセージ

朝方は強く降っていた雨も、午前中には止み、午後には梅雨の合間の日差しが顔をのぞかせた。
蒸し暑さは相変わらずだけれど、太陽が見えるだけで気持ちまで晴れやかになるから不思議だ。
今日は、「自己理解」について書いてみたい。
「自分は何者なのか」。
この問いは、おそらく一生問い続けるものなのだろう。
とはいえ、自分自身を知るための身近な方法があるように思う。
それは、自分の感情が大きく動いたときに、その自分をメタ認知してみることだ。
特に、怒りや不安といった感情が湧いたときは、自分を知る絶好の機会だと私は思っている。
そんな時、私は次のようなことを意識している。
まず、「今、自分は感情が動いた」と気づくこと。
次に、一歩引いて自分を眺めながら、
「私は何に怒っているのだろう」
「私は何を不安に感じているのだろう」
と問いかけてみる。
そこから、自分との対話が始まる。
怒りは、自分が大切にしているものや、期待していたことが脅かされたときに生まれることが多い。
不安もまた、「何かを失うかもしれない」という感覚から生まれていることが多い。
では、自分は何を守ろうとしているのだろう。
そんな問いを重ねていくと、不思議と怒りや不安は少しずつ落ち着いてくる。
それでも一人では整理しきれないときは、私自身もコーチングを受ける。
すると、自分でも気づいていなかった心の奥底から、本当の言葉が出てくることが少なくない。
感情を生み出しているのは出来事そのものではなく、その出来事に対する自分自身の認知である。
その認知を客観的に見つめられるようになると、自己理解は少しずつ深まっていく。
すると、感情はもちろん湧いてくるのだけれど、その感情に振り回されるのではなく、落ち着いてより良い選択ができるようになる。
これは私自身、人生がずいぶん楽になったと実感していることの一つだ。
だから私は、感情が動いたときほど、自分を観察する時間を大切にしている。
では、「悦び」はどんな時に生まれるのだろう。
私の場合は、人の成長や変化に触れたときだ。
そして、それは人だけではない。
庭の草木にも、同じような悦びを感じる。
毎日の水やりのたびに、新しい芽が顔を出し、花が咲き、葉が色づき、やがて落葉する。
昨日とは違う今日の姿を見せてくれる、その小さな変化や成長を眺めている時間が、私は何より好きなのだ。
感情は、自分を知るための大切なメッセージなのかもしれない。
私は、これからも感情を手がかりに自分を知り、人や草木の成長を喜べる自分でありたいと思う。
