伴走支援のはじまり① 

クライアントは、創業半世紀事業を続けている、地方都市で製造業を営む従業員80名の会社である

父親から事業承継をして3年目の三代目が社長であった

 

はじめに話を伺った際は、次のような状況であった

サラリーマンから事業を承継して、漸く全体的なことがわかってきた

2代目の父親の営業力で規模は大きくなったものの、管理面が弱く、従業員も高齢化して特にIT化がほとんどなされていない

IT化は必要だが、1人ではどうにも進められない

気軽に相談できる人もいない

 

従業員は、先代の時代からの古参社員が多く、社長もリーダシップを発揮しづらい環境にあったのであろう

事務も工場も手作業が多い

何が課題かを特定するまでもなく、課題山積で、一つずつ着実に課題をクリアしていく必要性を私も感じた

 

まずは、詳しいヒアリングをして、一番社長が望んでいた、バックオフィス(経理、労務管理、営業管理)のIT化=クラウド化の提案をした

オンプレミスで、経理パッケージソフトとメーカーの異なる給与計算パッケージソフトを使っていたために

手集計、二重入力、EXCELでの別途管理を行っており、非常に効率が悪く、しかも属人化していた

そこで、

クラウドのERPシステム(会計と労務管理)の導入を提案

業務フローの可視化、クラウドの選定提案とシステム決定後の導入支援が主な役割となった

決して順調に進んだわけではない。それでも、

手集計を無くし、データ連携を実現し、属人化は一切なくし、

それまで翌月末でも正確な数字が算出できなかった月次決算がほぼ翌月10日以内にできるように変わった

 

 

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