「こうあるべき」が強すぎると、視野が狭くなる 

経営者と組織編制を変えるべきか 壁打ち的なやりとりがあった

社長は、あまり組織は変えたくないという思いがあるようだが、複数の幹部からは組織の編成を変えた方がいいと提言があったようだ

伴走支援をおこなっているクライアント先であるので、社長の想いも理解していたが、個人的には私も幹部の意見に賛成である

 

社長の変えなくないという思いの背景を伺ってみると、現状認識よりも、本来こうあるべきだからという主張が強いことが伺えた

様々な立場からの視点からどう見えるかの問いを投げると言葉がなかなか出てこない。

 

「こうあるべき」にとらわれすぎていると、視野が狭くなる。バランスに欠けた対応をしがちになる

現実に機能できていないこと、負荷をかけすぎてしまうこと、組織の関係性の質にも影響してしまうこと などの現状を、

本来やるべきなのにやっていないことが原因だと 決めつけた捉え方をしてしまう

今の状況では無理なのではないかという疑問も生まれないし、他の方法を考えようという前向きな思考にもなりづらい

 

エグゼクティブコーチングが必要な理由はこのような場面だ

こうあるべきに囚われているご自分にまずは気が付いていただく

それがどこから出てくるのか?何かを怖れているのか?それとも長年身に着けた思考によるものなのか?

自分自身に徹底的に向き合っていただく

そして、視野を広げて、現実を一歩進めていくのに、何が適切なのかを腹落ちできるまでやりとりをする

 

明日からGW ゆっくり自分を見つめる時間が欲しいとおっしゃっていた

心のバランスを取り戻していただく非日常の4日間になると嬉しく思う

 

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