今 注目の事業再生だけど そんな状態になる前に経営改善に熱意をもって取り組む
今朝の日経新聞に、小企業の倒産が増えており、政府の支援は事業再生が軸になっていくと報じられていた
”事業再生”という言葉はもちろん聞いたことがあったのだが、
中小企業診断士の勉強会で、事業再生の定義をしっかり理解することができた
事業再生とは、
”慢性的赤字や債務超過に陥った窮境状態にある事業者を、継続的な事業運営が可能になるように立て直す”ことだ
慢性的赤字や債務超過に陥り、自社だけでなんとかできるタイミングを逃してしまい、主な債権者である金融機関等に
”なんとか助けてください”と債務のリスケや、債務放棄をお願いしなければいけないという、まさに”窮境”な状態だから、
「おいそれ」と首を縦にふってくれるわけもなく、
事業が本当に世の中に価値を提供するものなのか、そもそも、何が何でも事業を立て直すという熱意と覚悟があるのか
という本質的なところまで問われることなのだ
ということを学びの中で知ることができた
事業のライフサイクルが長期にわたる企業では、外部環境の変化に戦略が対応できず、
収益力が低下し、さまざまなリスクが顕在化してくるタイミングが生じる
成功体験を積んだ経営者が長期にわたり経営をしていると、危機を認識することすらできなくなることもあるのかもしれない
収益力が低下しても、まだ体力があるときは、自主的な経営改善が可能なフェーズだ
とはいえ、
社歴が長く、良き時代の組織風土が定着し、人材の入れ替わりも少ないと、
経営改善そのものも否定派が幅を利かせやすい
特に事業承継を受けたタイミングで、この経営改善を要するフェーズに後継者が直面すると
たちまち抵抗にあって、何も進まない状況が起こりやすいのも想像できる
とはいえ、”窮境”、すなわち 事業再生が必要なフェーズに入る前に
自主的に経営改善を何が何でもやらないとニッチもサッチモならないどころか
よりつらい状況になる
経営改善フェーズにあると危機感を抱いていらっしゃるなら
伴走支援コンサルに頼ってほしいと思う
事業の経営改善を事業面、財務面、業務面でサポートするだけでなく、
実行時の経営者の相談相手になり、一緒に解決策を見出し、勇気づけもする
それだけでなく、経営改善に一緒に前向きに取り組んでいくメンバーをもサポートしていく
”伴走”することが経営改善にも極めて重要だと感じる