伴走支援のはじまり④ 経営理念づくりを支援する
創業から半世紀にもなる会社なので、既に「顧客第一」のような理念は掲げられていた
三代目の社長は、その理念を上書きしてしまうような行為は避けたかったようだった
そのため、経営理念は、経営者の想いを反映するものであるということをご説明し、
今までの理念は「社訓」としてむしろ格上げをして取り扱うことにした
経営理念を作成するにあたっては、コーチングをフルに活かしてすすめていった
コーチングとは、対話によって、想いや気づきを引き出し、言語化し、行動促進を支援するものである
コンサルとしてのアドバイスは一切しない
社長の想いをカタチにしていくことにフォーカスした
はじめに、
社長にライフチャートを記載していただき、これまでの人生を振り返っていただいた
そして、人生の選択を意思決定したターニングポイントとなったエピソードや、その時の想いや選択の基準を
思う存分お話していただいた
また、事業を承継した時の想いも語っていただいた
そこから、社長自身が、何に喜びを感じるのか 大切にしている価値観は何か 信念は何か
会社の存在意義をどう捉えているのか
会社をどうしていきたいのか
どんな経営者になりたいのか
をどんどん言語化していった
そして、3年後、5年後、10年後、自分の引退した時 会社はどうなっていたらいいのか
を映像が浮かぶレベルで語っていただいた
ここまでを余すところなく語っていただければ
会社のミッション=存在意義も、ビジョンも バリュー(大切にする価値観)も 容易にカタチになった
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