松陰神社で考えた、メタ認知という力

早いもので、今日から5月。

先日、世田谷にある松陰神社に立ち寄り、参拝をしてきた。
はじめて訪れる場所だった。

偉人であった方を神として祀る文化は、日本ならではのものなのだろうか。
少なくとも、一神教の文化圏にはあまり見られないものだと感じる。

吉田松陰が幕府によって処刑されたことは知っていたが、
その年齢がわずか29歳であったこと、
そして松下村塾で教えていた期間が、わずか2年ほどであったことを知り、
あらためて驚かされた。

今の日本に、20代でこれほどの影響力を持つ人物はどれほどいるのだろうか。

もちろん、時代背景の違いはあるにせよ、
当時の教育水準の高さや、多様な学びのあり方を思うと、
現代の画一的な教育のあり方について、
少し立ち止まって考えてみてもよいのかもしれない――
そんな思いがふと湧いてきた。

一方で、コーチングを学び続け、実践していく中で、
自分なりに理解してきたことがある。

それは、コーチングには
自分自身の理解力やメタ認知力を高める力がある、ということだ。

ここでいうメタ認知力とは、
自分の感情の源泉を見つめる力であり、
自分を俯瞰して捉える力であり、
さらには、さまざまな視点や視座から自分自身を見つめ直す力だと、私は考えている。

この「複数の視点を持つ力」を育てていくには、
やはり幅広い知識や経験が欠かせないのだろう。

そう考えると、当時の武士階級は、
幼い頃から論語や四書五経を素読する環境にあり、
吉田松陰や佐久間象山のように海外の文献にも触れていたという背景がある。

そうした学びの積み重ねが、
彼らの高いメタ認知力や人間力を育み、
結果として大きな影響力へとつながっていったのではないだろうか。

ふと立ち寄った松陰神社だったが、
そこからコーチングに必要な「メタ認知」へと思考が広がっていった。

新緑に囲まれた、静かで爽やかな時間。
とても豊かなひとときだった。

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