秋の風と共に 学びを重ねるということ

今朝、BSで朝ドラを観ていたら、そのままの流れで田中美佐子さんの自転車旅が始まった。
自転車で走る青森の道には、金色に輝く稲穂、風に揺れるススキ、秋桜、そして澄み渡る青空。
関東よりひと足早い秋の訪れを感じながら、窓を開けて深呼吸。こちらにも秋の空気が届いた気がした。
今日は、コーチングのスーパービジョンを受けた。
ICFのPCC資格を持っているからといって、自然にセッション力が上がるわけではない。
経験を積みながら、定期的にスーパービジョンを受けることこそが、力を維持し、高めていくために欠かせない。
ただ、PCC以上になると、指導してくださる方が限られてしまい、機会が少なくなるのが現実。
PCCは、いわばピアノで言えば教則本を正しく弾ける段階。
そこからさらに“味のあるジャズセッション”のようなコーチングを目指すには、技術も表現力も独創性も必要になる。
自分の殻を破り、より深くクライアントに迫るためには、挑戦と質の高いフィードバックが欠かせないのだ。
今日はその貴重な機会の2回目。
前回いただいたフィードバックを丁寧に修正しながら臨んだ。
この時間で何より嬉しいのは、オブザーバーや先輩コーチから的確で温かいフィードバックをもらえること。
オブザーバーの方々もPCCに準ずる実力者で、その一言一言が本当に響く。
やはり、フィードバックの質はセッション力に比例するのだと実感する。
職人気質でも凝り性でもない私が、なぜかコーチングだけは情熱を持ち続けている。
クライアントの内面の言葉を引き出すことで、どれほど可能性が広がるかを知ってしまったからだと思う。
人が本来の力を取り戻し、笑顔になる瞬間を支援できること。
そのことに本気で向き合う自分を、今日は少しだけ褒めてあげたい。
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